スクリュー固定とセメント固定
インプラントとかぶせ物を固定する方法には、スクリュー固定とセメント固定の二つの方法があります。
スクリュー固定とはインプラントとかぶせ物を直接スクリュー(ネジ)でとめる方法です。
セメント固定とはインプラントとかぶせ物をセメントで固定する方法で、自分の歯とかぶせものをくっつける方法とほぼ同じです。
スクリュー固定の利点
セメントを使わないことで、セメントの取り残しがないことです。
セメントの取り残しがあると歯石と同じように歯周病(インプラント周囲炎)を引き起こす原因になります。
インプラントは自分の歯が歯周病になるよりも歯周病にはなりにくいのですが、一度なってしまうと進行が早いことが特徴です。
インプラントの長期的な失敗の原因の感染=インプラント周囲炎を防ぐにはスクリュー固定の方が優れています。
またスクリューで止めているので、スクリューが緩まなければ、かぶせものが取れることはありません。
余談ですが、手で閉める程度の力の締め付けでは、後々緩んできます。
トルクコントロールなどの器具を使用し、規定どおりのトルクで締めることが必要です。(ノーベルバイオケアの場合、アバットメントの種類などにより15~35N)
メンテナンスでクリーニングをするときにスクリュー部を緩めればかぶせ物は外れますので、清掃がしやすくなります。
欠点は、ネジ穴が存在することです。
できるだけ目立たないように白い詰め物でふさぎますが、前歯の表側など見た目が大切な歯では適応できません。
セメント固定の利点は、ネジ穴が存在しないのできれいで、自然に近いことです。
欠点は、セメントが残りやすいことです。特に歯肉の深い位置にインプラントを位置させている場合には、セメントの除去が難しくなります。
インプラントのセメント固定では、通常仮づけのセメントを用います。そのため形態によっては外れやすいこともあります。
千葉・船橋インプラントセンターでは、インプラント周囲炎を避けるため基本的にスクリュー固定をお勧めしています。前歯ではセメント固定を行っています。
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